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・子どものころには、よく「お店屋さんごっこ」をします。
 買い物をする役の子どもに、
 色のついた水やら、葉っぱを刻んだものを、
 「いらっしゃいませ」「こんなのいかがですか」
 なんてね、売ることが遊びです。
 たぶん、いまの子どもたちも、していると思います。
 
 なんで、するか?
 たのしいんです、「お店屋さんごっこ」って。
 学生になってから、文化祭でやるのも、
 けっこう「お店屋さんごっこ」みたいなことが多いです。
 イベントをやるのも、焼きそばを焼くのも、
 けっこう似たところがあるような気がします。

 社会人になってからも、「お店屋さんごっこ」をします。
 でも、それは、「ごっこ」じゃなく「お店」です。
 そして、さらによくよく考えると、
 「ごっこ」じゃなく「お店」ではあるけれど、
 やっぱり「たのしい」があるように思うんです。
 どこかに「お店屋さんごっこ」の要素があるんじゃない?
 
 「ショップ店員」という職業が、
 若い女のこにいちばんの人気だと耳にしました。
 どういう調査の結果なのか知りませんが、
 なんとなく「そうだろうな」という気がします。
 真剣な「お店屋さんごっこ」は、
 真剣にたのしいんだと思います。

 学校で習ったような勉強が直接に役立つわけじゃなく、
 現場で困ったり喜んだり見つけたりしていることが、
 売り場の活気につながったりする。
 たのしいですよ、それは、きっと。
 真剣だし、お給金もいただいているかもしれないけれど、
 そこには、やっぱり「ごっこ」というか、
 「遊び」の要素があると思うんですよね。
 
 「たのしい」からやる‥‥というのは、ありますよね。
 その感じ方を、禁じないようにして、
 「もっとたのしくするにはどうしましょう」
 というふうに進化させたほうがいいんじゃないかなぁ。

- ほぼ日「今日のダーリン」2011.11.19